スーパーやコンビニに行くと本当にたくさんの冷凍食品が売っています。
電子レンジで温めるだけですぐに食べられるので、今や仕事に家事に育児にと忙しい現代人の強い味方ですよね。
そして便利だからこそついつい買いだめしてしまって、気が付けばパッケージの日付を超えてしまっていることも多いはずです。
「冷凍食品が賞味期限切れになっても半年くらいなら大丈夫? 」
「できるだけ美味しく食べるにはどうすればいい?」
「開封してしまったら全部食べきらないとダメ?」
等々、冷凍食品に関する疑問にお答えしますね!
冷凍食品の賞味期限切れはいつまで大丈夫?半年なら平気?
冷凍食品の賞味期限切れはいつまで大丈夫なので説明していきます。
冷凍食品の賞味期限切れはいつ?期限切れ半年なら食べられる?
冷凍食品が賞味期限切れになる日付は商品によって異なりますが、だいたい造られてから1年くらいのものが多いです。
しかし中には1ヶ月~4ヶ月で期限切れになるものもありますので、まずは商品に記載の日付を確認しましょう。
なんとなくいつまででも長持ちしそうなイメージがあるので、意外と期限が短いことに驚いてしまいますよね。
とはいえ、うっかり期限を過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありませんので安心してください。
期限切れになってから半年くらいまではギリギリ食べられますよ。
ただし、期限切れになったものを食べる際には変色や変形していないかなどよく確認して食べるようにしましょう。
冷凍食品は賞味期限切れ前でも味が落ちるって本当?買ってから半年後に食べるのでは遅い?
冷凍食品の賞味期限切れになるまでの期間は1年くらいのものが多いです。
しかし買った時の美味しさそのままで食べるには4ヶ月以内に食べるのが良いです。
パッケージに記載の日付は未開封の状態のものを、マイナス18度で保存していた場合に当てはまる期限です。
食料品の出し入れをする際に、どうしても冷凍庫のドアを開け閉めしてしまいますよね。
開け閉めする度に庫内の温度が上がり、常にマイナス18度以下の温度を保つのが難しくなります。
できれば4ヶ月以内に食べるのがいいですが、過ぎてしまったからといって急にまずくなるわけではありません。
買ったらできるだけ早目に消費するぐらいの心持ちでいれば大丈夫だと思います。
消費期限と賞味期限
スーパー等で売っているほとんどの食料品には、消費期限と賞味期限のどちらかの日付が設けられています。
とても良く似た名前の日付ですが意味は全く異なります。
消費期限…食料品を安全に食べられる期限。
日付を過ぎると品質が低下し、場合によっては食中毒になることもあります。
肉や野菜など日持ちしにくい生鮮食品によく使われています。賞味期限…食料品を美味しく食べられる期限。
品質が落ちる期限ではない為、日付を過ぎてしまっても食べることができます。
インスタント食品や缶詰など日持ちしやすい食料品によく使われています。
賞味期限に1.4をかけて出てきた日数が食料品の食べられる期限になります。
冷凍食品は書かれている日付が賞味期限なので期限が過ぎてもまだ食べられるのですね。
ただし、書かれていないだけで消費期限がちゃんとあります。
賞味期限が1年場合は期限切れ後5カ月~半年が消費期限になります。
冷凍食品の賞味期限切れ前に食べられなくなる!?正しい保存方法や注意点
食料品の中では比較的長持ちする冷凍食品ですが、取り扱いを間違えると賞味期限切れ前でも食べられなくなります。
せっかく買ったのに、日付を過ぎる前に食べられなくなるなんて嫌ですよね。
ここでは冷凍食品の正しい取り扱い方法や開封した後の保存方法を紹介しますね。
一度解凍してしまった冷凍食品を再冷凍するのは厳禁!
冷凍食品を使おうと思っていて解凍したものの、結局使わなかったなんてことありますよね。
そんな時、また冷凍庫に入れて再冷凍してしまっていませんか?
実は再冷凍するのはご法度なのです!
食料品は解凍することで組織が破壊され、さらに空気に触れて雑菌が繁殖します。
食料品が傷むと霜が付いて冷凍焼けの状態になり、品質・味ともに大きく低下します。
解凍してしまった場合は頑張って食べきるか、冷凍野菜など調理できるものなら調理だけをしておいて翌日に食べてしまいましょう。
冷凍食品を買ったら速やかに冷凍庫へ入れる!
スーパーで冷凍食品を買ったら、できるだけ早く冷凍庫に入れましょう。
買った時は凍っていても、常温にさらされることで少しずつ溶けていきます。
再冷凍の場合と同様、一度溶けてしまうと品質が低下してしまいますので、できるだけ早く冷凍庫に入れるのが良いです。
夏場は気温がかなり高くなりますので、スーパーで冷凍食品を買うことが分かっている場合は、事前に保冷剤を持っていくといいですよ。
冷凍食品を開封した後の保存方法は?
冷凍食品に記載の日付は、未開封の状態のものをマイナス18度で保存した場合の日付です。
では、一度封を開けてしまったらすぐに食べきる必要があるのでしょうか。
開封したからといってすぐに食べられなくなるわけではありませんので大丈夫ですよ。
ただし、品質や味の低下は早くなります。
封が開いていることで庫内の臭いが移ったり、乾燥してしまったりします。
日持ちするのは2カ月くらいでしょう。
開封済みでも品質を保ちつつ保存するには冷凍用保存袋を使うと便利ですよ。
空気に触れないようにするのがポイントですので、冷凍食品を保存袋に入れたらしっかりと空気を抜きます。
真空状態に近くなったら冷凍庫にいれて保存しましょう。
冷凍食品を解凍する時のコツ!電子レンジの使い方
最近の電子レンジはとても便利で、自分でワット数を変更できます。
ワット数を大きくすれば加熱する力が大きくなって、短時間で解凍できますよね。
でも美味しく食べたい場合は、パッケージに記載のワット数と時間で解凍するのが1番です。
製造した企業が研究を重ねて1番美味しく食べられる解凍方法書いている為、間違いありません。
また解凍する際に冷凍食品を置く場所ですが、中央ではなくターンテーブルの端において加熱するのがおすすめです。
真ん中に置いた方がしっかり温められそうな気がしますよね。
でも実は均等に温められにくい場所が真ん中なのです。
我が家では冷凍したご飯を解凍する時に電子レンジを使っています。
夫婦2人分を解凍する為に横に並べてごはんを置くのですが、毎回ごはんの端は温かくなるのに、ごはんとごはんが隣接しているレンジの中央部分は冷たいままです。
その為、1度ひっくり返してごはんを再度温めています。
やっぱりレンジの中央部分は温まりにくくなっているのですね。
冷凍食品の賞味期限切れ半年後!食べられるか見極める基準2つ!
冷凍食品は期限切れ半年までなら大丈夫です。
とはいえ半年とはギリギリ食べられる日付です。
期限切れ半年だから大丈夫と、確認せずに食べたらお腹を壊してしまった・・・!なんてことになるかもしれません。
ここでは安全に食べられるかどうかを見極める基準を2つ紹介しますね。
袋が膨張している
賞味期限切れになって半年過ぎるとパッケージの袋が膨らんでくることがあります。
袋が膨らむ原因には2種類あって、1つ目が「昇華現象」です。
食料品の表面に付いている小さな氷の粒が温度変化によって水にならずに直接気体に変化した時に発生します。
買った後すぐに冷凍庫に保存できなかった場合や、冷凍庫のドアを開けることが多いと起こりやすくなります。
2つ目は腐敗によってガスが発生している場合です。
食料品が腐ると菌や微生物によって分解されガスが発生します。
腐った時に発生するガスは硫化窒素やアンモニアが含まれていて「臭い」のが特徴です。
1つ目の昇華現象の場合は大丈夫ですが、2つ目の腐敗によって臭いガスが出ている場合は食べると危険です。
袋が膨らんでいる時は必ず臭いをかいでどちらのガスが出ているのか確認しましょう。
霜が付いて冷凍焼けしている
冷凍食品は空気に触れると酸化し、食料品の水分が抜けてしまいます。
抜けた水分が食料品の外で凍ったものが霜です。
また水分が抜けることで食料品が乾燥してしまいパサパサの食感になり、味が落ちてしまいます。
この現象が冷凍焼けです。
いずれも空気との接触や冷凍庫内の温度変化が原因ですので、まずは頻繁にドアを開け閉めしないようにしましょう。
また開封した場合は、必ず冷凍用保存袋に移して、しっかりと空気を抜いてから保存するようにします。
まとめ:冷凍食品は賞味期限切れ半年でも食べられる?正しい保存法や注意点を解説!
今回は冷凍食品が食べられる期限や正しい取り扱い方法、食べても大丈夫かの見極め方について紹介しました。
賞味期限切れでも半年くらいならギリギリ食べられますが、腐った臭いがしていないか、冷凍焼けしていないかなど必ず良く確認して食べるようにしましょう。
品質低下を防ぐ為にスーパーで買ったらなるべく早く冷凍庫に移しましょう。
開封しても一度に使いきれない場合は、冷凍用保存袋を活用して真空状態で冷凍保存すると大丈夫ですよ。
ただし1度解凍したら再度冷凍することはできません。
冷凍食品はお弁当やおかずの一品になるものだけでなく、忙しくて料理ができなかった時はパスタやチャーハンなどそれだけで食事が済むものもあります。
現代人の頼もしい味方である冷凍食品をうまく活用して美味しい食卓を楽しみましょう!
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