納豆は栄養価が高く、健康面・美容面ともに大注目のご飯のお供に欠かせない食料品です。
お医者さんの中には「毎日、納豆を食べるべき!」という方もいらっしゃいますよ。
そんな栄養満点の納豆ですが、たくさん買い置きしていたら、いつの間にか賞味期限切れしている!なんてことありますよね!?
発酵食品だから期限切を過ぎても大丈夫なような気もしますが、さすがに10日、1ヶ月と長期間過ぎると不安になります。
今回は納豆はいつまで食べられるのか、長持ちさせる保存方法などをお伝えしますね!
納豆が賞味期限切れ!10日経っても食べられる?
冷蔵庫の奥から古い納豆が出てきたら焦りますよね。
なんとなく匂いが強くなった気がするし、期限を過ぎたらすぐに食べられなくなるのでしょうか。
発酵食品なので少しぐらい期限が過ぎても大丈夫そうな気がします。
ここでは納豆は期限を過ぎたらいつまで大丈夫かについてお伝えしますね!
食べられるのは3日?10日?1ヶ月?
納豆の期限を過ぎて10日ならまだ食べられますよ!
実は納豆は期限切れの方が美味しく食べられます。
発酵食品なので、旨味成分であるアミノ酸が日々増加していて、期限切れになって数日経った頃合いにちょうどよい量に増えているのです。
とはいえ、期限切れになって時間が経ちすぎると発酵のし過ぎで味が落ちてしまいます。
その美味しく食べられるかどうかの瀬戸際の時期が期限切れ10日頃なのです。
そこで期限切れしてから経った日数別に納豆の変化をまとめてみました!
期限切れ 1日~3日 |
期限切れ 7日~10日 |
期限切れ 14日以上 |
|
見た目 | 特に変化なし | 茶色が濃くなる ひどい時は黒くなる |
カビが発生 |
におい | 特に変化なし | 少しアンモニア臭がする | 強いアンモニア臭 |
味・食感 | 特に変化なし | チシロンが発生 ジャリジャリした食感 |
納豆の風味が無くなる |
食事の可否 | 食べられる | 食べられる ただし味は落ちている |
食べられない |
期限切れ1日~3日くらいなら、納豆に特に変はみられません。
4日~5日くらいから少しずつ色が濃くなってきますが、食べる分には特に問題はありませんよ。
7日~10日頃になると保存状態によっては色がさらに濃くなり、臭いも変化してきます。
さらに表面にチロシンという白いアミノ酸のつぶつぶが出てきて、食感がジャリジャリとしたものに変化します。
食べられますが味や食感が悪くなっていますので、そのまま食べるより調理した方が良いでしょう。
14日以上経つとアンモニア臭がきつくなり、食べるのが難しくなります。
中には1カ月以上過ぎたものでも食べられるという強者もいますが、うっかり体調を崩してしまっては大変ですよ。
期限が過ぎて1ヶ月も経ったら食べずに捨ててください。
賞味期限切れの納豆を美味しく食べるコツ!
期限が切れて10日ほど経つと納豆本来の味が変わってしまいます。
とはいえ食べるのには問題がないのに捨てるなんて勿体ないですよね。
そんな時は加熱調理しましょう!
我が家ではよく納豆チャーハンを作っていますよ!
作り方はとても簡単です。
②熱されて卵が少し固まったらご飯を入れます。
③ごはんと卵をしっかりと混ぜ、さらに納豆と納豆に付属のタレを入れて炒めます。
④塩コショウ、鶏ガラスープの素を加えて混ぜた後、鍋肌に醤油を垂らし、味つけをします。
納豆に付属しているタレを入れることで、ほんのり和風の味付けになります。
ぜひ試してみてくださいね。
加熱することでチシロンが溶けて食感が良くなりますよ!
納豆が賞味期限切れって?発酵と腐敗は違う?
「納豆はもともと腐っている」なんてこと聞いたことはありませんか?
肉やケーキなど、ほとんどの食料品は腐ると食べられないのに、納豆は腐っているのに食べられる・・・なんて不思議ですよね。
ここでは発酵と腐敗はどう違うのか、もともと腐っているなんていわれている納豆の賞味期限についてお伝えしますね!
納豆にも賞味期限切れって?発酵と腐敗は何が違う?
発酵と腐敗は同じというのは本当なのでしょうか。
実はこれは本当です。
発酵も腐敗も菌やカビなどの微生物によって分解され変化することです。
変化した結果が人にとって良いものなら「発酵」、悪いものなら「腐敗」となります。
人の都合によって分けられているのですね。
納豆のパッケージに書かいている「賞味期限」は、発酵が進んで変化しても美味しく食べられる期間を伝えています。
美味しく食べられる期間なので、少しくらい日付を超えてもまだ大丈夫なのです。
ところが、もしパッケージに「消費期限」と書かれていた場合、期限切れになったものは食べずに捨てましょう。
「賞味期限」とよく似た名前ですが、こちらは安全に食べられる日を伝える日付です。
賞味期限…食料品を美味しく食べられる期限。
品質が落ちる期限ではない為、日付を過ぎてしまっても食べることができます。
インスタント食品や缶詰など日持ちしやすい食料品によく使われています。
賞味期限に1.4をかけて出てきた日数が食料品の食べられる期限になります。
消費期限…食料品を安全に食べられる期限。
日付を過ぎると品質が低下し、場合によっては食中毒になることもあります。
肉や野菜など日持ちしにくい生鮮食品によく使われています。
納豆の賞味期限切れを長引かせる保存法方
納豆は健康にも良く、ご飯のお供としてよく食卓に登場しますよね。
頻繁に買い物に行くのも大変ですし、できれば買い置きして長持ちできれば助かります。
ここでは納豆の基本的な保存方法や長持ちさせる方法をお伝えしますね。
納豆の保存は冷蔵庫が基本!
納豆は冷蔵保存が基本ですよ!
常温での保存は避けましょう。
なぜ常温保存は避けるのかというと、気温が10℃以上の場所に置いていると発酵が活発になり過ぎてしまうからです。
発酵しすぎると風味が変化し味が悪くなります。
美味しく食べられる状態を維持するには冷蔵庫での保管が不可欠ですよ。
納豆を常温保存するとどうなる?
気温が10℃以上になる場所に置いておくと発酵が活発になります。
発酵が進むと納豆の状態がどんどん変化していき、風味が損なわれていきます。
冷暗所で常温保存すると日持ちする期限はパッケージの半分以下になります。
さらに30℃を超える場所に置いておくと数日で食べられなくなります。
家庭で10℃以下になる場所はなかなか無いので、必ず冷蔵庫に入れましょう。
ごはんと一緒に食べる普通の納豆は要冷蔵ですが、お菓子感覚で食べるものなら常温保存もできますよ。
しあわせドライ納豆
納豆を長期間保存するなら冷凍庫へ!
まとめ買いなどで大量に納豆が手に入って食べきれない時は冷凍保存しましょう。
温度が0℃を下回ると納豆菌の活動がストップし、発酵も止まります。
冷凍保存すれば1ヶ月〜3ヶ月ほど日持ちしますよ!
冷凍する時は他の食料品の匂いが移らないようにパックをラップで包んで冷凍庫へ入れます。
解凍方法は食べる前日に冷蔵庫に移し、自然解凍するだけで大丈夫ですよ。
納豆の賞味期限切れにかかわらず食べてはいけない状態の特徴!
発酵と腐敗は同じだからと納豆は腐らないと思いきや、腐る時は腐ります。
発酵食品だから大丈夫だと思っていたら、腹痛に苦しむ羽目に・・・なんてこともありますよ!
ここでは食べると危ない納豆の見極め方をお伝えしますね。
納豆にカビが発生する
納豆はなかなかカビが発生しません。
納豆菌が強い力を持っている為、他のカビ菌は繁殖しにくいのです。
しかし保存状態が合わないと納豆菌の力が弱まり、カビが生えてしまうことがあります。
カビが生えたらもう食べられまので勿体無いですが捨ててしまいましょう。
ただし表面に白いフワフワしたものが出来ている時は食べても大丈夫です。
この白いフワフワは納豆菌の層です。
新鮮な状態の時に見られる特徴ですので、うっかり捨ててしまわないように注意しましょう。
納豆が糸を引かなくなった
納豆の最大の特徴といえば糸を引くネバネバですよね。
このネバネバの正体は納豆菌です。
納豆菌の力が弱まり、他の菌の繁殖が進むと水っぽくなり糸を引かなくなります。
他の菌が栄養分を分解し、「腐った」状態ですので食べずに捨てましょう。
納豆からアンモニアの臭いがする
納豆独特の匂いのもとは納豆菌です。
しかし長期間食べずにいたり保存状態が悪かったりすると発酵が進み、匂いが変わります。
独特の匂いがアンモニアの臭いに変わったら、食べると危険です。
勿体無いですがすぐに捨てましょう。
納豆の賞味期限切れと上手く付き合いたい!納豆を食べるメリット
納豆には免疫力アップ、アンチエイジング効果など健康や美容に良い効果がたくさんあります。
納豆単体で、私たちが健康を維持するのに必要な5大栄養素がすべて含まれています。
腸内環境改善、血糖値コントロール、ダイエット効果にアンチエイジング・・・などなど挙げればキリがない納豆の効果の中から、今回は3つ紹介しますね。
便秘など腸内環境を改善する乳酸菌
納豆の乳酸菌はとても優秀です。
芽胞というバリアに守られているおかげで胃酸に負けずに腸まで届きます。
他の乳酸菌は胃酸に弱く腸までなかなか届きにくいといわれています。
きっちり腸まで届くので便秘など腸内環境を改善したい方には納豆がおすすめですよ。
ダイエット効果のあるナットウキナーゼ
納豆のネバネバに含まれているナットウキナーゼは血栓の原因であるフォブリンを分解する働きをします。
血流が良くなるので代謝が良くなり、脂肪が燃焼されることで体重の増加を抑えることができます。
さらに血行が良くなるので美肌効果も期待できますよ!
ナットウキナーゼは熱に弱いので、できるだけそのまま食べるようにしましょう。
丈夫な骨を作るビタミンK
納豆には骨の健康維持に不可欠なビタミンKが豊富に含まれています。
成長期のお子様はもちろん、骨粗鬆症の予防になるのでお年を召した方にもおすすめです。
納豆の中でも特にビタミンKが豊富に含まれてるのは「ひきわり納豆」です。
大豆を水に浸して煮た後、納豆菌をかけて発酵させるという通常の納豆の製造工程に、大豆をひき割って皮を取り除くという工程をプラスしています。
この工程の違いによって、ひきわり納豆の方がビタミンKの量が多くなっているのです。
毎日食べるならふりかけタイプの納豆もおすすめですよ。
ごはんはもちろん、お味噌汁にいれても美味しくいただけます。
乾燥納豆 フリーズドライ納豆[おだしと納豆100g×2]
納豆を食べすぎると身体に良くない!?
納豆は栄養満点でたくさんの効用があります。
しかしどんなに身体に良い食べ物でも、たくさん採りすぎると身体に悪影響が出てしまいますよ。
小さくても栄養満点なので、意外とカロリーが高めで1パックあたり約100kcalもあります。
さらにプリン体やセレンも豊富に含まれているので食べ過ぎに注意が必要ですよ。
いずれも毎日1パック食べるくらいなら大丈夫ですよ。
1日に3パック以上食べると他の食品との兼ね合いもあり、過剰摂取になってしまいます。
食べる量には注意しましょう。
まとめ:納豆が賞味期限切れ!10日経っても食べられる?美味しく食べる方法も解説!
賞味期限切れの納豆はいつまで大丈夫かについてお伝えしました。
発酵しているので色や匂いの少しの変化なら食べられます。
しかし10日を過ぎてきたら、発酵が進み過ぎていないか、カビが発生していないかなどよく注意して食べる必要があります。
納豆は栄養価が高く、健康面・美容面でも大注目の発酵食品です。
長期保存にぴったりな冷凍保存を利用して、積極的に毎日の食事に取り入れていきましょう。
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