パイナップルなどのフルーツ缶詰はお手頃な値段で美味しくフルーツを食べられるとあって大人気ですよね。
フレッシュなフルーツだとすぐに傷んで食べられなくなりますが、缶詰なら長期間食べずにいても大丈夫です。
そんな安心感からついついしてしまうので賞味期限切れ!
数ヶ月過ぎてしまった!なんてまだ良い方で、気がつけば何年も過ぎていたなんてことありますよね!?
保存性が高い缶詰とはいえ、さすがに賞味期限切れになったら捨てるしかないのでしょうか?
今回はフルーツ缶詰の賞味期限切れについて調べてみました!
フルーツ缶詰が賞味期限切れ!いつまで食べれる?
缶詰は殺菌処理した食料品を真空状態で缶に詰めているものです。
そのため、保存性が高く、中に空気が入らない限り腐ることはありません。
フルーツ缶詰の場合も同じで、たとえ10年過ぎても腐ることなく食べられますよ!
ただし、年月が経てば経つほど中のフルーツの状態は変わっていきますので、変わらず美味しく食べれるかというとまた別の話です。
ここではフルーツ缶詰はいつまで美味しく食べられるのか紹介しますね。
未開封で1年経った場合は大丈夫?
未開封の状態で期限切れ1年経っても美味しく食べられます。
殺菌処理されたフルーツが真空状態で缶詰に詰められているため、腐ることはありません。
また、空気との接触が遮断されているため、賞味期限切れになってからも中身の劣化が遅くなります。
賞味期限切れ1年くらいなら、黙って出されたら期限切れだということに気がつかずに食べてしまうでしょう。
未開封で5年経った場合は大丈夫?
未開封の状態で期限切れ5年経っても、やっぱり食べられます。
ただし保存状態によって缶自体が傷んでいると食べられない可能性が高くなります。
例えば缶に錆が付いたり穴が空いたりすると、空気が侵入し中のフルーツが傷み始めます。
食べる前には必ず缶に錆や穴がないか、中のフルーツが腐っていないかよく確認してから食べるようにしてください。
未開封で10年経った場合は大丈夫?
未開封の場合で期限切れ10年経っても、なんと食べられます!
5年過ぎた場合と同様、缶や中身が傷んでいなければ大丈夫なんですね。
ただし、10年も経っているのでフルーツの風味が大きく変化しています。
味が悪くなったり、見た目もフルーツの形を保っていない可能性があります。
残念ながら美味しく食べることはできませんので、食べるのはあまりおすすめできません。
開封した場合の賞味期限はいつまで?
これまでは未開封の状態の賞味期限を紹介してきましたが、開封した場合はいつまで大丈夫なのでしょうか?
フルーツ缶詰を開封した場合の賞味期限は冷蔵庫で保存して開封後2日です。
缶詰は殺菌処理したものを真空状態で詰めることで長期間保存できるようになっていますが、保存料などは入っていません。
そのため、開封して空気に触れてしまうと一気に傷みやすくなってしまうのです。
開封して食べ切れなかった場合はタッパーなどに移して、必ず冷蔵庫で保存しましょう。
缶詰の賞味期限の表示の見方
缶詰の賞味期限の表示を見た時に少し分かりづらいなと思ったことはありませんか?
缶詰の賞味期限の表示は「西暦下2桁+月日」となっていることが多いです。
例えば2023年2月1日が賞味期限だとすると「230201」となっていますよ。
ただ最近は「2023.02.01」や「2023年2」など分かりやすい表示も増えてきています。
いろいろな表示がありますので、一度見てみてくださいね。
フルーツ缶詰が賞味期限切れでも食べられる保存方法
未開封の場合、きちんと保存できていれば5年くらいは安心して食べられます。
また開封した場合も保存方法を変えるだけで賞味期限切れまでの期間を伸ばすことができますよ。
ここでは少しでも賞味期限切れを伸ばす保存方法を紹介しますね。
未開封の場合の保存方法
フルーツ缶詰が未開府の場合、入れ物の缶が傷みにくい場所で保管することが大切です。
直射日光が当たる場所や温度や湿度が高くなる場所は避けましょう。
窓辺やコンロ・暖房器具の近くはNGです。
コンロから少し離れたキッチンの戸棚やパントリーが適しています。
梅雨や夏場はどうしても湿度が高くなりやすいので、除湿剤を一緒に置いておくと安心です。
開封後の保存方法
開封するとフルーツ缶詰は一気に傷みやすくなりますので、必ず冷蔵庫に入れて保管します。
缶のまま保存すると酸化して傷んだ缶の臭いがフルーツに移って錆臭くなりますので、タッパーなどの保存容器に移し替えます。
缶詰に一緒に入っているシロップは保存性を高める役割をしてくれますので、一緒に移し替えましょう。
また冷蔵保存だと開封後2日しか日持ちしませんが、冷凍してシャーベットにアレンジしてしまえば1ヶ月は日持ちします。
シロップごと冷凍用保存袋に入れて冷凍庫に入れるだけなので簡単にできますよ。
開封したのものすぐに食べる予定がない場合はぜひシャーベットにしてみてください!
フルーツ缶詰が賞味期限切れになって腐ったらどうなる?
未開封の状態で缶も傷んでいなければ、何年経ってもフルーツ缶詰が傷むことはありません。
しかし保存場所が適していなくて缶に錆がついたり、うっかり缶詰を落としてしまったりして穴が開くと、中のフルーツが腐り始めてしまいます。
もし缶詰が次のような状態になっている場合は腐っていますので食べずに捨ててください。
・缶が膨らんでいる
・開封すると変な臭いがする
・中のフルーツが変形している
中のフルーツが腐って腐敗ガスが充満している状態ですので、ある日突然爆発する危険があります。中から茶色の臭い汁が飛び出してかなり掃除が大変ですので、缶が膨らんでるのに気がついたらすぐに捨てるようにしてください。
フルーツ缶詰が賞味期限切れになった場合の捨て方
賞味期限切れになったフルーツ缶詰を捨てる場合は中身と缶詰を分別して捨てる必要があります。
期限切れになってそれほど日数が経っていなければ大丈夫ですが、缶が変形するほど長期間置いていた場合は注意が必要です。
封を開けると耐え難い異臭がする場合がありますのでしっかりと準備をしましょう。
手袋、ビニール袋、新聞紙、重曹【手順】
①まずは手袋をして傷んだ中身が手に付かないようにします。
②缶詰の封を開けたら新聞紙でシロップの水分を吸い取り、ビニール袋に中身と新聞紙を入れます。
③ビニール袋は臭いが漏れないようにしっかりと封をし、可燃ゴミで処分しましょう。
④中身を捨てた後の缶にも異臭が移っていますので、中に水と重曹をいれます。
⑤数時間放置することで臭いが落ちますので、資源ゴミなど各自治体の缶の捨て方に従って処分してください。
フルーツ缶詰が賞味期限切れになっても美味しく食べるアレンジ方法
フルーツ缶詰は未開封なら5年くらいは美味しく食べられます。
ただし品質は保たれたままですが、残念ながら味はどんどんと落ちていきます。
賞味期限切れになったものを美味しく食べるにはそのまま食べるより、アレンジして別の食べ物にしてしまうのがおすすめですよ!
ここではフルーツ缶詰を使うフルーツジュースとフルーツポンチの作り方を紹介しますね。
フルーツジュースにして飲む
まずはフルーツジュースの作り方です。
用意するのはお好みのフルーツ缶詰と牛乳と氷です。
作り方は簡単で、材料を全てミキサーに入れて混ぜるだけ!
フルーツポンチにして食べる
簡単に作れて、でもお誕生日会などのパーティにぴったりなスイーツといえばフルーツポンチですよね。
フルーツ缶詰を使えば簡単に作ることができますよ。
材料はお好みのフルーツ缶詰とサイダーです。
冷やした器にシロップごと入れたフルーツ缶詰にサイダーを注ぐだけで出来上がります。
まとめ:フルーツ缶詰の賞味期限切れはいつまで大丈夫? おいしく食べる秘訣とは?
今回はフルーツ缶詰の賞味期限切れについて紹介しました!
驚いたことに未開封の状態ならば、賞味期限切れ後何年経っても食べられます!
ただし賞味期限切れ後時間が経つにつれて味はどんどん劣化していきますので、美味しく食べられ流のは期限切れ後5年くらいです。
また保存方法が合っておらず、缶に錆が付いたり穴が空いた場合は、未開封の状態でも中身が腐ってしまいますので食べられません。
保存する時は必ず直射日光が当たらず、高温多湿にならない場所で保管するようにしましょう。
フルーツ缶詰は長期保存可能なだけでなく、フルーツジュースやフルーツポンチなど生の果物を使うとちょっと作るのが大変な料理を簡単に作ることができるためとても便利です。
生の果物を買うよりもお値段が安いものも多いので、ぜひ缶詰を買ってアレンジ料理にチャレンジしてみてくださいね。
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