マツキヨから誕生したヒルメナイドと病院で処方されるヒルドイド。
名前や見た目もそっくりで、両方ともヘパリン類似物質が配合されています。
では、「ヒルメナイド」と「ヒルドイド」の違いは何なのでしょうか?
こちらでは「ヒルメナイド油性クリーム」と「ヒルドイドソフト軟膏」の違いについて詳しく解説していきます。
ヒルメナイドとヒルドイドの外観の違いは?
まずはヒルメナイドとヒルドイドの外観の違いからみていきます。
ヒルメナイド油性クリーム
ヒルドイドソフト軟膏
同じ50gでチューブの形もそっくりです。
「ヒルメナイド」と「ヒルドイド」名前も似ていますよね。
ヒルメナイドはマツモトキヨシのプライベートブランド
ヒルドイドはマルホ株式会社が出している商品です。
ヒルメナイドとヒルドイドの成分や効能の違いは?
次に成分や効能の違いを見ていきます。
ヒルメナイド油性クリームの成分
【添加物】
グリセリン、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、セレシン、サラシミツロウ、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンオレインエーテル、硫酸Mg、パラベン
ヒルドイドソフト軟膏の成分
【添加物】
グリセリン、スクワラン、軽質流動パラフィン、セレシン、白色ワセリン、サラシミツロウ、グリセリン脂肪酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエン、エデト酸ナトリウム水和物、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル
どちらもヘパリン類似物質+添加物ですね。
また、ヘパリン類似物質の含有量についてもどちらも0.3%含まれています。
添加物を見てみても、共通しているものが多いですね。
よって効果としてもほぼ同じと言えます。
しかし大きく違うのが処方薬かそうでないかの違いです。
ヒルメナイドは第2類医薬品です。
つまり市販薬ですね。
一方、ヒルドイドは処方薬で、病院で医師に処方されて初めて手に入ります。
以前、ヒルドイドを美容目的で使用する人が増えました。
よって、「ヘパリン類似物質含有医療用医薬品」を本当に必要としている人に行き渡らなくなることを懸念し、病院での処方が厳しくなりました。
そうした背景から、マツモトキヨシグループは、ドラッグストアでヘパリン類似物質含有保湿剤を購入できるよう、2018年9月からヒルメナイド油性クリームを販売するようになったのです。
症状が酷い場合は迷わず医療機関を受診しましょう。
また、ヒルメナイドをドラックストアで購入する場合も、第2類医薬品のため副作用も起こりうるので薬剤師さんに指示を受け、きちんと理解した上で使用してくださいね。
ヒルドイドの類似品の違いについてはこちらでまとめています。
⇒ヘパリン類似物質クリームを比較!違いを検証しました!
参考にしてくださいね。
ヒルメナイドとヒルドイドの値段の違いは?
では、値段の違いはどうでしょうか?
ヒルメナイドは本体価格1,188円です。
一方、ヒルドイドは処方薬なので、仮に医療保険が使えて負担割合が3割の場合は50g355.5円+診療代となります。
ただ、ヒルドイドやヒルドイドのジェネリック薬品は本当に必要な人にしか処方されないので、値段の違いを知ったところで、あんまり参考にはならないかもしれませんね…。
参考までに市販薬であるヒルメナイドとヒルマイルドではヒルメナイドの方が安いです。
ヒルマイルドも第2類医薬品でヘパリン類似物質も0.3%配合されていますが、ヒルメナイドより少し値段が高くなっています。
その他のヒルドイドの市販薬の値段についてはこちらに書いてあります。
→ヒルドイドの市販品の値段は?一番安いものを徹底調査しました!
ヒルドイドの市販品はたくさんあるので参考にしてみてくださいね。
ヒルメナイドとヒルドイドの違いについてネットでは?
ヒルメナイドとヒルドイドの違いについてネットの声を集めてみました。
マツキヨのヒルメナイド油性クリームを試してみました
バタークリームみたいな塗り心地でなんか気持ち良かったw
刺激もなく個人的にヒルドイド本家より好きかも?
今度はヒルマイルドを試してみたい pic.twitter.com/cGuJKjbxrM— ady@👋 (@ady28128) October 29, 2020
手荒れが酷くて乾燥で皮膚が固くなってきてたのでマツキヨでヒルメナイドを買ってきた。ヒルドイドにそっくり。ケアがんばる。
— ayu (@ayutoy) September 28, 2020
寝る前にはマツキヨのヒルメナイドを塗ってる。ヒルドイドとほぼ同じ。
— UNICO (@unico32) April 19, 2020
ヒルメナイドとヒルドイドの使用感はほぼ同じのようですね。
むしろ、ヒルメナイドの方が気持ち良かったという意見もありました。
ヒルメナイドとヒルドイドの違い(まとめ)
ヒルメナイドとヒルドイドの違いについてまとめてきましたが、いかがでしたか?
とても似ているので、混乱してしまいがちですよね。
もう一度わかりやすく表にまとめてみました。
ヒルメナイドとヒルドイドの違い
外観 | 成分 | 値段 | 医薬品 | 製薬会社 | |
ヒルメナイド | ヘパリン類似物質0.1%以下+添加物 | 50g 1,188円(本体価格) | 第2類医薬品 | マツモトキヨシのプライベートブランド | |
ヒルドイド | ヘパリン類似物質0.3%+添加物 | 50g 355.5円 (3割負担の場合)+診療代 | 処方薬 | マルホ株式会社 |
使用感もほぼ同じようなので、病院で処方してもらうのが難しい人には、ヒルメナイドがおすすめです。
たくさん使う人には大容量タイプもありますよ。
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ヒルドイドの類似品の違いについてはこちらでまとめています。
⇒ヘパリン類似物質クリームを比較!違いを検証しました!
参考にしてくださいね。
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